2008年2月21日木曜日

リヒテンシュタインワイン

スイスの隣国、リヒテンシュタイン公国。ここは小さいながらも立憲君主制でリヒテンシュタイン侯爵が元首。非武装中立らしい。といっても、実質的にはスイスが守っている。スイスは国民皆兵の武装中立国。

スイスに来るとびっくりするのが、いつも兵隊さんがうろうろしていること。民兵制度といって、国防は国民が担い、その反面職業軍人を置かない(空軍や教官は別)、ということで兵役につくスイス人が、臆面もなく軍服姿でうろうろしている。特に週末が多い。というのは、兵役中でも土日はお休みなので、みんな帰宅する。帰りがけに寄り道してビールなんか飲んでる輩も多い、軍服姿でだ。

因みに、兵役中は国から給料の80%が支給されるのだそうだ。スイスの国防費の割合が高いのも頷ける。兵役の兵隊さんに一月50万前後払っているんだから。(自衛隊の人、うらやましいだろう。笑、いや俺もうらやましい。)

リヒテンシュタインのワインは、リヒテンシュタイン候所有のワイナリー(国有ではない)と、その他民間のワイナリーとがある。双方合わせても輸出に回せる規模にはならない。

リヒテンシュタイン候は、首都ファドゥーツとオーストリーの首都ウィーンの北にワイナリーを所有している。この侯爵はハプスブルグ家の重臣だったので、オーストリーからハンガリーにかけて、結構土地家屋を所有したいるのだ。ビジネスの方もお上手で、ヨーロッパで一番金持ちの君主らしい。

ワインのほうだが、写真はファドゥーツ産のピノ・ノワール。フルーティで気軽に飲めるタイプに仕上げている。侯爵のワイナリーにはバリックものもあるのだが、オーストリー産のぶどうを用いている。こちらはなかなか力があっていける。値段も2000円程とお値ごろ。

スイスわいんショップでは、リヒテンシュタインワインは扱っていない。ベルンからワインを仕入れに行くには、ちょっとと・お・い・・・。

1 件のコメント:

履歴書の添え状 さんのコメント...

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!