2010年9月1日水曜日

スイスワインと和食の会9月13日

スイスワインと和食の会を行います。実は企画段階でもう予約が殺到してしまい、おあと4名様の余裕しかありません。先着順で受け付けさせて頂きま す。ご興味のある方は、即お申込み下さいませ。なお、満員の折はどうぞご容赦下さいませ。

和食と相性のいいスイスワインを 刺身やあぶり焼きの美味しさで定評のある東京・松銀亭さんの和食料理と一緒に楽しむという、贅沢な会です。ワインの方も、ヨーロッパで一番高いブドウ畑か ら造られたハイダ、中世の味が蘇るセルヴァニャン。入手が超困難になった9年熟成もののデザレなど、話題性あふれるワインをラインナップしています。

今 回ワイン代の方は大サービスです。多分同じ値段では今後出来ないと思います。
興味のある方、即お申込み、お願い致します。おあと4名様で す。

お申し込みは umai@umai.ch まで。


【スイスワインと和食の会】
日時:9月13日(月)19時〜
場所:松銀亭
新 宿区西早稲田2-21-10  ぎんしろうビル2,3F
TEL 03-5272-3110 http://matsugintei.com/matsugintei/
会費:料理代5000円+ワイン代2000円 計7000円
募集人員:12名(8名予約済み)

ワインリスト

Schafiser Gutedel. Teutsch 2009 シャフィザー・グートエーデル、トイチュ ベルン州 白
スイスの首都があるベルンのワイ ン。明るい金色で、フルーティ。チーズ・ホンデューやラクレットなどのスイス料理と合う。

Johannisberg.. Domaine des Cretes 2008 ヨハニスベルグ、ドメーヌ・デ・クレーテ ヴァレー州 白
ヴァレーの代表的品種ヨハ ニスブルグのワイン。明るい金色でアーモンドのブーケがある。ボディがあって、リゾットやチーズと相性がいい。

Pinot Gris. Chateau d'Auvernier 2008 ピノ・グリ、シャトー・ドーヴェルニール ヌーシャテル州 白
美しい ヌーシャテル湖の湖岸で育まれたワイン。輝く金色で、複雑なブーケを持ち、コクがある。魚はもちろん、子牛や鶏料理にも相性がいい。

Heida. St. Jodern 2008  ハイダ、ザンクト・ヨーデルン Expovina in Zurich 2007金賞受賞 ヴァレー州 白
ス イスはもとよりヨーロッパで一番高い所にある畑から作られるワイン。明るい金色で蜂蜜やフルーツのブーケがある。滑らかで力がありチーズや干し肉などとも 合う。Expovina in Zurich 2007金賞受賞

Viognier. Domaine des Abeilles 2007 ヴィオニエ、ドメーヌ・デ・アベーユ Geneve2008金賞受賞 ジュネーブ州 白
国際都市ジュネー ブのワイン。緑がかった明るい金色。メロンやヨーグルトの複雑なブーケ、ボディがあり、バランスが取れている。海老かになどの魚介類に相性がいい。 Geneve品評会で金賞受賞

Dezaley La Gruyere Reserve Eleve Sur Lie 2001. Jean-Daniel et Pierre Fonjallaz デザレ・ラ・グルエル・レゼルヴ・エルヴ・スール・リー ヴォー州 白
ス イスで一番名声のある白ワイン。しかも長い熟成に耐える本物。2001ヴィンテージはもはや入手困難。輝く金色で複雑なブーケを持つ。日本料理との相性も 抜群。

Oeil de Perdrix. Chateau d'Auvernier 2008 ウイユ・ド・ペルドリ、シャトー・ドーベルニール ヌーシャテル州 ロゼ
スイスのロゼワインの代表格。サーモンピンク色で、ラズベリーの ブーケが特徴。料理全般に相性が良く、ワインの選択に困ったらこれが一番。

Humagne rouge. Domaine des Cretes 2008 ウマーニュ・ルージュ、ドメーヌ・デ・クレーテ ヴァレー州 赤
ヴァレーに古くから伝わるぶどう品種 ウマーニュ・ルージュのワイン。紫がかったルビー色で、ブルーベリーなどのブーケを持つ。タンニンとの調和が良く、余韻が長い。冷やして飲むととても美味 しいワイン。干し肉、バーベキュー、ラムなどとも合う。

Gamaret. Domaine des Abeilles 2006 ガマレ、ドメーヌ・デ・アベーユ ジュネーブ州 赤
国際都市ジュネーブのワイン。紫がかったルビー、ベリー系のフルーティさに ハチミツなどの複雑なブーケ。ボディと程よいタンニンがある。肉料理に。

Merlot Vallombrosa. Tamborini 2008 メルロ・ヴァッロンブローザ、タンボリーニ ティチーノ州 赤
ボルドーのポーイヤックとも比較され る、良質のメルロワイン。輝くルビー色で、ミントやブルーベリーのブーケを持つ。ボディがあり、滑らかでエレガント。赤い肉全般と鹿肉、チーズなどと合 う。

Servagnin. Bolle 2006 セルヴァニャン、ボッル ヴォー州 赤
ピノ・ノワール 100%。このメーカーはおよそ700年前にブルゴーニュからもたらされたピノ・ノワール品種をずっとそのまま栽培し続けている。700年前の味が楽しめ る。ブーケはおとなしが、どっしりとした重みがあり、余韻が長い。中世の味が蘇る、話題性抜群のお勧めワイン。

Zizerser Pinot Noir Barrique. Grendelmier 2007 ツィツァザー・ピノ・ノワール・バリック、グレンデルマイアー グラウビュンデン州  赤
良質のブルゴーニュものと勝るとも劣らないピノ・ノワールの樽熟成もの。明るいルビー色。フルーティで蜂蜜や木 苺のブーケを持つ。滑らかでコクがあり、ソーセージやグリル料理などに合う。

2010年4月28日水曜日

ちょっと前だけど、紅葉する木々

モンブランに行くためにマルティニィからシャモニーに向う。途中でみた紅葉。
秋は日が短くなって、郷愁を誘うけれど、春はうきうきしてくる。新緑と花々。どれも色とりどりで秋に負けない程美しい。私はどちらかというと、郷愁の秋の方が好きだけど。あと、収穫祭で飲める。笑
4月も終盤、もう夜9時ころまで明るさが残る様になった。夕食後、夕日を見に散歩するのが楽しい。昨日は近くの丘の上で、絵を描いている人を見かけた。

2010年4月3日土曜日

各州のワイナリー、ジュネーブ州3

Domaine des Balisiers ドメーヌ・デ・バリジール
12 route de Peney-Dessus, 1242 Satigny
Tel. 022-753-1958

マンデュモン地区のペニー村にあるワイナリーで、ペニーに25ヘクタールの畑を持っている。1ヘクタール当たりに植える株数を制限することで、質の高いワインを目指している。質の高いワインを目指したら、自然とその製法がビオワインになってしまったということで、ビオワインのワイナリーでもある。しかもヨーロッパでも最良のビオワイナリーのひとつと評価を受けている。ところが、ビオ自体が目的ではないため、ワインのラベルには小さくビオのマークを入れているだけ。こだわりのメーカーだ。

ブドウ畑の改革のみならず、醸造法も常に改良を加えている。その為、試験的発酵槽をいくつか用意している程。特にユニークなのが卵形をした貯蔵槽。その名もエッグと言われている。この貯蔵槽は自然の対流を生み、ワインに理想的な熟成をもたらすのだそうだ。このエッグによる熟成をさせているワインを楽しめるのはここだけ。

栽培ぶどう品種への挑戦も積極的で、白ではアリゴテ、ソーヴィニョンなどが、強く複雑なブーケを持ち評価が高い。赤では15ヶ月の樽熟成をさせたカベルネ・ソーヴィニョンが特に知られている。これはスイスで最も有名なカベルネ・ソーヴィニョンと言われており、またバリジールはスイスで最初にカベルネ・ソーヴィニョンを植えたワイナリーでも知られている。

2010年3月27日土曜日

電子書籍「私の移住記2」が発刊

お知らせです

電子書籍「私の移住記2」が発刊されました。
これは、私のメルマガをまとめたものですが、若干オリジナルに修正を加え、体裁を整えています。メルマガの読者の皆様にも楽しめるものとなっていると思います。

この書籍では、私がスイスに移住して、どたばたしている様が描かれています。決して日本では体験できなかったどたばたの数々、スイスに来て実感した事、感動した事、驚いた事、泣いた事、笑った事などなど、色々なエピソードが満載です。

また、ぽかぽか地球家族に出た際の裏話なども織り込んでいます。私の調べたスイス、スイスの歴史、スイスワインなども紹介しています。スイスに留まらず、ドイツ、フランス、イタリアも出て来ます。この書籍が、スイスやヨーロッパを舞台とした、愉快なひと時を提供出来たら幸いです。

是非、ご購読の程をお願い致します。
この書籍のご購入は、

http://swiss.wonderful.to/magf/ijuki2.html

からお願い致します。

----------

ほんの少し、内容をご紹介
http://swiss.wonderful.to/magf/ijuki2-sample.html

・テレビに出た ぽかぽか地球家族の収録

 なるほどと思った。もう番組の内容は彼の頭の中にあるのだ。シナリオは大方出来ていて、私たちはそのシナリオに沿って実演すればいい。実際普段やっていることなので、確かにやらせではない。しかし、自然な立ち振る舞いが物語になって行く、という訳でもない。演技までは行かないけれど、それに近い仕事なんだと思った。

 撮影が終わる頃、ディレクターがお礼に私たち家族を食事に招待したいとの事だったので、近くのレストランに行く事にした。色々とテレビの仕事の事とか、カメラマンの仕事の事とか聞く事が出来て楽しかった。外国の仕事となると、何日も家を空けなくてはならず、大変だと思った。色々とストレスもあって、出社拒否症になったとか、本当に大変そうだ。カメラマンの人は、撮影期間中、携帯で写真を撮っては、それを日本の奥様に送っていた。彼こそ、「ぽかぽか地球家族」だと思った。

2010年3月17日水曜日

各州のワイナリー、ジュネーブ州2

Domaine les Hutins ドメーヌ・レ・ウータン
Chemin de Brive 8, 1282 Dardagny
Tel. 022-754-1205

マンデュモン地区のダルダニー村にあるワイナリーで、ダルダニーとその周辺に18ヘクタール程の畑を持っている。栽培ぶどう品種も多彩で、ジュネーブで初めてソーヴィニョン・ブランを植えたワイナリーとしても知られている。常に新しい可能性を探索し、ジュネーブワインの発展に指導的存在ともなっている。

白のソーヴィニョン・ブランやヴィオニエなどのぶどう品種の特別品はスイス国内でも評価が高く、ワイナリーに行っても売り切れで買えない事がある。赤はガメイの古木から穫れた、果実味の詰まったフルーティなものから、力のあるガマレ、落ち着いた樽熟成のピノ・ノワールまで多彩。まさしくジュネーブのトップクラスのワイナリー。

2010年2月20日土曜日

各州のワイナリー、ジュネーブ州1

Domaine des Abeilles d’Or ドメーヌ・デ・アベイユ・ドール
Route du Moulin-Vabry 3, 1242 Choully
Tel. 022-753-1637

14世紀から名が聞こえている由緒正しいジュネーブのワイナリー。品質も毎年安定して極めて良質なワインを生産している。マンデュモン地区のシュリイにあり、ブドウ畑は、シュリイ、ペッシィ、サティニイに持っている。ボトルのラベルにミツバチ3匹が必ず描かれており、そのラベルが示すとおり、ワインにはハチミツのブーケが良く含まれている。それだけ樽の使い方に自信と技術の高さが表れている。

2008年にはジュネーブの品評会で、ヴィオニエが金賞に輝いた。ただし、ヴィオニエは本領を発揮するまで数年寝かせなければならないだろう。ソーヴィニョン・ブランやピノ・グリなども大変質が高い。赤もフルーティで良質なものを作るが、その中でガマレは力強くインパクトがある。

ジュネーブ州はスイスの西外れにある小さな州だが、ブドウ畑の広さではスイスで3番目の州となっている、まさにワイン王国の州。国際都市という顔を持ち合わせながら、町を外れると、そこかしこにブドウ畑が広がっている。

ジュネーブは3方をフランスに囲まれており、フランスに入るとそこはフランス・ワインのサヴォワ地区となる。よって、サヴォワもジュネーブワインと似た感じのワインを生産している。また、ぶどう品種は、ブルゴーニュやコート・デュ・ローヌなどで用いられているものが多い。ジュネーブはフランスとの厳しい競争に晒されている訳で、ジュネーブの醸造家はこの厳しい競争に生き残る為、大変質の高いワインを生産している。1988年に制定されたAOC法は、ジュネーブ州が初めてでスイスの先駆けとなった(AOC法はスイスの場合、国の制定ではなく、各州単位の制定となっている)。