2008年2月28日木曜日

アブサン・ワイン

さすがアブサン発祥の地、スイス。
アブサン・ワインがある。
ワインの中にアブサンが入っている。
とにかく、強烈な味。

2008年2月22日金曜日

スイス源流のローヌ川とワインの旅

昨年の夏ですが、スイスを源流とするローヌ川を辿って、ワイン巡りをするという計画を立てて、車でまわって来ました。

ローヌ川はヴァリス州のローヌ谷奥部、フルカ峠の近くにあるローヌ氷河から発して、ヴァリス州、ヴォー州、ジュネーブ州(スイスワイン生産量上位3州、この3州をあわせただけで、スイス全体の7割弱に達します)を通って、フランスに入り、コート・デュ・ローヌ、プロヴァンス、ラングドックを育んで地中海に達します。フランスワインの起源は、ローヌ川河口近辺であり、このローヌ川を辿る事は、ワインの源流を辿るのと同じ意味を持ちます。

歴史的にも大変興味深い地域です。

帰路は、イタリアに入って、ピエモンテ、ヴァッレ・ダオスタを経由し、グラン・サン・ベルナール峠を越えてマルティニィに入りました。ピエモンテではバローロ地区を訪問しています。

このワイン旅行を紹介するWebサイトを立ち上げました。色々あって、半年もかかってしまいました。

サイトは紀行文、写真、概説からなっています。ご興味のある方は、どうぞお立ち寄り下さいませ。
タイトルは「南フランスとバローロのワイン巡り(2007/8)」です。

http://swiss.wonderful.to/wine/index.html

2008年2月21日木曜日

リヒテンシュタインワイン

スイスの隣国、リヒテンシュタイン公国。ここは小さいながらも立憲君主制でリヒテンシュタイン侯爵が元首。非武装中立らしい。といっても、実質的にはスイスが守っている。スイスは国民皆兵の武装中立国。

スイスに来るとびっくりするのが、いつも兵隊さんがうろうろしていること。民兵制度といって、国防は国民が担い、その反面職業軍人を置かない(空軍や教官は別)、ということで兵役につくスイス人が、臆面もなく軍服姿でうろうろしている。特に週末が多い。というのは、兵役中でも土日はお休みなので、みんな帰宅する。帰りがけに寄り道してビールなんか飲んでる輩も多い、軍服姿でだ。

因みに、兵役中は国から給料の80%が支給されるのだそうだ。スイスの国防費の割合が高いのも頷ける。兵役の兵隊さんに一月50万前後払っているんだから。(自衛隊の人、うらやましいだろう。笑、いや俺もうらやましい。)

リヒテンシュタインのワインは、リヒテンシュタイン候所有のワイナリー(国有ではない)と、その他民間のワイナリーとがある。双方合わせても輸出に回せる規模にはならない。

リヒテンシュタイン候は、首都ファドゥーツとオーストリーの首都ウィーンの北にワイナリーを所有している。この侯爵はハプスブルグ家の重臣だったので、オーストリーからハンガリーにかけて、結構土地家屋を所有したいるのだ。ビジネスの方もお上手で、ヨーロッパで一番金持ちの君主らしい。

ワインのほうだが、写真はファドゥーツ産のピノ・ノワール。フルーティで気軽に飲めるタイプに仕上げている。侯爵のワイナリーにはバリックものもあるのだが、オーストリー産のぶどうを用いている。こちらはなかなか力があっていける。値段も2000円程とお値ごろ。

スイスわいんショップでは、リヒテンシュタインワインは扱っていない。ベルンからワインを仕入れに行くには、ちょっとと・お・い・・・。

2008年2月17日日曜日

シュピーツワイン

シュピーツ産のワインが手に入ったので、飲んでみました。
リースリング・シルヴァネール

そんな高い値段でもなかった。ところが、いくらで買ったか忘れた。
20フランもしなかったと思う。

お店に1本しかなかったから、やはり入手は難しいらしい。

フレッシュ・フルーティといったタイプのワインでした。

2008年2月6日水曜日

700年前の味、ボッル・サルヴァニャン

Servagnin, Bolle
サルヴァニャン、ボッル
ヴォー州 赤
サルヴァニャンとは、ヴォー州の伝統的な赤ワインに許される名前。ピノ・ノワールを主に用い、ガメイの混醸が認められている。
このサルヴァニャンはピノ・ノワール100%。しかもこのメーカーはおよそ700年前にブルゴーニュからもたらされたピノ・ノワール品種をずっとそのまま栽培し続けている。現在フランスでは品種改良されたピノ・ノワールを栽培しているので、この様な古代品種ともいえるピノ・ノワールで作られるワインは大変珍しい。
700年前の味だ。
ブーケはおとなしく、華々しいフランボワーズの香りはないが、どっしりとした重みがあり、余韻が長い。
近年のブルゴーニュと比較すると、なるほど、その昔ブルゴーニュの名声を作り上げたのは、この葡萄品種だったからなんだと納得させてくれる。
ヨーロッパ中世の味を彷彿させる、このワインは、スイスワイン好きの方にはもちろん、それ以外の方にもお勧めです。
                                  

2008年2月3日日曜日

Beronia Gran Reserva 1991, DOC Rioja, Bodegas Bernia

価格が2000円のスペインワイン
ビンテージが1991年、17年前のワインが2000円
強烈だった。

で、1本買って早速試飲してみる。

少しピークを過ぎていた。色はオレンジがかった濃いルビー。
レーズンやチョコレート、バニラ、ハチミツ、ブルーベリーなどを
連想する複雑なブーケが何ともいえない。流石に熟成ワインだ。

熟成ワインの特徴、特に熟成香が綺麗に出ている。これはワインの
ブーケを学習する絶好のサンプルワインになるだろう。

味のほうは、バランスが良く、なめらか。余韻も長い。しかし、これが
あと数年前だったら、絶好調だったろう。

手数料2割、送料別で転売可能です。

2008年2月2日土曜日

写真はマルティニィ(ヴァリス州)

とりあえず、写真はスイスのもの。やはり最初くらいスイスで飾らないと。笑
下の写真はマルティニィからローヌ谷を眺めたもの。上の写真はマルティニィの隣で、ローヌ谷最南端のドメーヌ、フリィを眺めたもの。
マルティニィはローヌ氷河から発するヴァリス州のローヌ谷の終点に位置し、ここでローヌ川は直角に進路を変えて、やがてレマン湖へ姿を変える。
だから、ローヌ谷の入り口みたいなもの。マルティニィはAOCの指定ドメーヌをもたないのだが、ブドウ畑は沢山ある。その眺めの美しいこと!

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スイスワインに限らず、のり@ベルンのワイン歴から情報発信していきます。
結果的に、スイスワインより他の国のワインが多くなるかも知れませんが、どうか
ご容赦の程を。