2008年2月6日水曜日

700年前の味、ボッル・サルヴァニャン

Servagnin, Bolle
サルヴァニャン、ボッル
ヴォー州 赤
サルヴァニャンとは、ヴォー州の伝統的な赤ワインに許される名前。ピノ・ノワールを主に用い、ガメイの混醸が認められている。
このサルヴァニャンはピノ・ノワール100%。しかもこのメーカーはおよそ700年前にブルゴーニュからもたらされたピノ・ノワール品種をずっとそのまま栽培し続けている。現在フランスでは品種改良されたピノ・ノワールを栽培しているので、この様な古代品種ともいえるピノ・ノワールで作られるワインは大変珍しい。
700年前の味だ。
ブーケはおとなしく、華々しいフランボワーズの香りはないが、どっしりとした重みがあり、余韻が長い。
近年のブルゴーニュと比較すると、なるほど、その昔ブルゴーニュの名声を作り上げたのは、この葡萄品種だったからなんだと納得させてくれる。
ヨーロッパ中世の味を彷彿させる、このワインは、スイスワイン好きの方にはもちろん、それ以外の方にもお勧めです。
                                  

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