2008年4月24日木曜日

ウイユ・ド・ペリドリ

ウイユ・ド・ペリドリ、シャトー・ドーベルニール 2006

スイスで有名なロゼワイン。ヌーシャテル州が本場。
ピノ・ノワールだけを用いて作るロゼで、ブーケにもフランボワーズの
香りが乗る。ウイユ・ド・ペルドリというのは山鶉の目という意味で、
山鶉の目の様なオレンジがかったピンク色をしている所から、この名前が
つけられている。

その昔、ブルゴーニュ地方のワインもこの様なロゼを産していて、
ウイユ・ド・ペルドリと親しまれていた。中世の頃のワインは、今の様に
深い赤に仕上げるのではなく、ロゼの様に造られていた。例えば、ボルドーの
ワインもキアレットと呼ばれる事がある。これはロゼという意味からきている。

ウイユ・ド・ペルドリは中世の味のするワイン。
このシャトー・ドーベルニール(ヌーシャテル州、オーベルニール)のものは
大変素晴らしい。私が今まで飲んだロゼの中で、1番をつけられる。
酒肉の厚さはぴか一。口に含むとまず十分な酸味を感じるのだが、次に芳醇な
香りと、酒肉の厚さが口の中を包んでいく。最後にはまるでクリーミィと表現
出来るまでとなる。余韻も長い。

久々の感激ロゼワイン。

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